最初に父が殺された―飢餓と虐殺の恐怖を越えて pdfダウンロード

最初に父が殺された―飢餓と虐殺の恐怖を越えて

によって ルオン・ウン

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最初に父が殺された―飢餓と虐殺の恐怖を越えての詳細

本のタイトル : 最初に父が殺された―飢餓と虐殺の恐怖を越えて
作者 : ルオン・ウン
ISBN-10 : 4895859363
発売日 : 2000/09
カテゴリ : 本
以下は 最初に父が殺された―飢餓と虐殺の恐怖を越えて の最も正直なレビューです。 この本を読んだり購入したりする場合は、これを検討してください。
私は大学でアジア学を専攻していたので、この本を手に取る前から、カンボジアで以前、どんなことが発生していたのかは大体、知っていました。ただ、この本を読むまで、どの様な事が具体的に行われていたか、想像はしていたものの、ここまでひどかったとは、衝撃でした。後期毛沢東主義、つまり、文化大革命時期の中国式共産主義を影響を強く受けた、残虐性むきだしのポルポト派政権下のカンボジア。そんなポルポト支配下の残虐な行為にも、衝撃を受けたのですけれど、私が最も衝撃を受けたのは、ポルポト派が去った後、村人による、残党へ報復行為です。具体的には、本の内容を公開してしまうし、あまりにも残虐なので、ここではあえて書きません。しかしながら、人間の尊厳、倫理、理性を考えた時、その行為は果たして、善なのか悪なのか、それともそのどちらでもないのかと考えさせられました。家族や親戚を無残にも虐殺された村人に、果たして、復讐の権利はあったのか、「行為」を思いとどまった人たちは果たして100%「倫理」的であったのか、そして、参加した人は倫理的ではなかったのか。それと止めようとする人はいたのか、いなかったのか。その後、その場に居た人たちは、どのようにこれを受け止めて生きているのだろうか。ポルポト派の残党にも、家族もいれば、愛する人もいたのではないだろうか。それとも、完全な「悪」だったのだろうか。いくつもの疑問が生まれました。そして、当時、若かった作者の心の中でも葛藤が生まれている所に、衝撃を受けました。芥川の「羅生門」という作品があります。国文学であり、フィクションではありますが、人間は極限状態の時、どんな事をするのか。人間の尊厳とは、なんなのだろうか。そういう点では共通するものがあったと思います。皆さんがどう思うのか、それを私は知りたいと思います。

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